オーバーラッピングとシャドーイングのやり方と効果【動画解説&練習音声付き】リスニング力を飛躍的にアップさせる音読トレーニング

オーバーラッピング・シャドーイングというトレーニング方法をご存知ですか?

もしかしたら、「名前は聞いたことがある」という方もいるかもしれません。

 

オーバーラッピング・シャドーイングを実践することで、リスニング力を飛躍的にアップさせることができます。また、リスニング力が向上するだけでなく、英語を英語の語順で理解する力が付きます。

✅TOEICや英検などの資格試験で高得点を取りたい!

✅英会話で相手が言っていることをよりスムーズに理解したい!

こういった方に必見の内容です。

 

記事の内容は、YouTube動画でも詳しく解説しています。TOEIC満点&英検1級を取得している私が、今回紹介する音読トレーニングを実演しながら解説していますので、ぜひ参考にしてください。

 

また、記事の最後ではオーバーラッピング・シャドーイング用のスクリプトと音声をつけておりますので、やり方とコツを学んだ後に実践してみましょう!

 

 

【TOEIC®リスニング】リスニング力と英語の語順で理解する力を同時に向上させる音読トレーニング

 

 

1. オーバーラッピングとシャドーイングのやり方と効果

 

まずはオーバーラッピングとシャドーイングのやり方を確認していきましょう。2つのトレーニングのやり方は以下の通りです。

✅オーバーラッピング:音声を聞いて、スクリプトを見ながら、同時に音読する

✅シャドーイング:音声を聞いて、スクリプトを見ずに、少し遅れて音読する

詳しいやり方を動画で確認していきましょう。

 

 

1-1. オーバーラッピングのやり方

以下では、TOEIC Part 4の電話メッセージの音源を使って、実際にトレーニングをしてみます。まずは、オーバーラッピングからです。

 

▼02:35から始まります(03:15まで)

 

このように、目で文章を追いながら、音声を聞いて同時に発音していきます。ポイントは、音声をよく聞いて真似することです。

 

例えば、はじめの “Thanks for” のforとかを長めに言ってしまうと、音声に追いつかなくなってしまいます。したがって、英語話者がどこを長く発音しているのか、どこを強調しているのか、どこに間を入れているのかなどを意識しながら、一緒に読んでいく必要があります。

 

 

1-2. シャドーイングのやり方

次は、スクリプトを見ずにシャドーイングをやってみます。

 

▼03:42から始まります(04:15まで)

 

このように、シャドーイングでは音声を聞いてから発音するので、音声を追いかける形で音読していく形になります。もちろん音声しか情報がないので、聞き取れていないと音声発話できません。

 

オーバーラッピングに比べて、シャドーイングの方が難易度は上がるでしょう。

 

 

1-3. オーバーラッピングとシャドーイングの効果

オーバーラッピングとシャドーイングの効果として、以下の2つが挙げられます。

 

 

①リスニング力が向上する

オーバーラッピング・シャドーイングは、英文と英語の音声を一致させるトレーニングです。

 

オーバーラッピングでは、目で入った情報と音声を一致させています。一方、シャドーイングでは、音声と自分の発音を一致させていることが分かるでしょう。

 

このように英文と音声を一致させることで、聞いて理解できる英語を増やすことができるようになり、リスニング力が向上します。

 

 

②英語を英語の語順で理解する力が向上する

また、オーバーラッピング・シャドーイングは、英語を英語の語順で理解するトレーニングにもなっています。

 

音声は、強制的に前から順番に最後まで流れます。途中で戻ってはくれないため、嫌でも前から理解する力が付きます。

 

 

このように、オーバーラッピング・シャドウイングを正しい方法でやれば、「リスニング力」と「英語を英語の語順で理解する力」が向上します。

 

 

2. オーバーラッピングとシャドーイングのコツ

 

オーバーラッピングとシャドーイングの効果を最大限に発揮するために、いくつか注意すべきコツがあります。以下の3つのポイントを確認しましょう。

✅「オーバーラッピング➡シャドーイング」の順番で行う

✅音声に追いつかない場合は音声なしで行う

✅英文の意味を意識しながら行う

 

2-1. 「オーバーラッピング➡シャドーイング」の順番で行う

まず大事なのは、トレーニングの順番です。オーバーラッピングから始めて、そのあとでシャドーイングをやるようにしてください。

 

「ずっとシャドーイングをやっているが、効果が全然感じられない」という人がいますが、その場合、オーバーラッピングを抜かしている方が多いです。

 

シャドーイングでは、いきなり知らない音声を聞いて音読するので、答えがわからない状態でトレーニングをすることになります。したがって、しっかりトレーニングをすることができず、効果は上がってきません。

 

まずはオーバーラッピングでスクリプトを見て音読して、「実際の音声はこう言っているんだ」と認識した後に、シャドーイングやりましょう。

 

 

2-2. 音声に追いつかない場合は音声なしで行う

繰り返し練習しているが音声のスピードに追いつかないという場合の対処法を紹介します。

 

オーバーラッピングで追いつかないという場合は、まずは音声なしで音読してみてください。自分のスピードで良いので、自分の口を慣らしたり、単語の発音などを確認したりしましょう。

 

シャドーイングで追いつかないという場合は、もう1度オーバーラッピングやってみてください。シャドーイングがスムーズにいかないのは、オーバーラッピングが足りていないからです。オーバーラッピングができるようになったら、シャドーイングに挑戦しましょう。

 

 

2-3. 英文の意味を意識しながら行う

オーバーラッピングとシャドーイングをするときに、英文の意味を意識しながら行うと、トレーニングの効果が上がります。

 

英文の意味を意識するためには、トレーニングの前に単語や文構造の確認をする「精読」を行うことが大切です。

 

精読で確認した意味を意識しながら、オーバーラッピング、シャドーイングをしていきましょう。

 

精読については以下の動画で説明しているので、そちらを参考にしてください。

 

【英語長文読解!】読解力を向上させるための精読トレーニング

 

 

3. オーバーラッピングとシャドーイングをやってみよう!【スクリプト&音声】

 

ここまで紹介したやり方とコツを意識して、実際にオーバーラッピング・シャドーイングをしてみましょう!

 

以下に、動画の中で使ったスクリプトと音声を載せています。またトレーニングがしやすいように、語注とトレーニングのチェックポイントも付けました。ぜひ活用してください。(※語注がある表現には下線を引いています)

 

【音声】

 

【スクリプト】

①Hi, John. ②Thanks for agreeing to come and speak with the clients this afternoon. ③I think it’ll put their minds at ease to know that the company president is taking an interest in their project. ④I’ve just checked online and found that their flight’s arrival has been delayed by an hour. ⑤I’ve organized a driver to pick them up from the airport and bring them directly to the office. ⑥He’ll give me a call when they’re getting close. ⑦It’d be great if you could meet them in the lobby with me when they get here.

 

【語注】

・agree to do「~することに賛成する」

・client「顧客、クライアント」

・put ~’s mind at ease「~を安心させる」

・take an interest in ~「~に興味を持つ」

・arrival「到着」

・be delayed「遅れる」

・organize「~を準備する」

・pick ~ up「~を迎えに行く」

・bring A to B「AをBに持っていく」

・directly「直接」

・give ~ a call「~に電話する」

・get close「近づく」

【チェックポイント】

✅ まずは精読をして、英文の意味を理解しよう

✅「オーバーラッピング➡シャドーイング」の順番でやってみよう

✅音声についていけない場合は、音声なしで音読してみよう

✅ 英文の意味を意識しながらやってみよう

 

4. まとめ:オーバーラッピングとシャドーイングでリスニング力を飛躍的にアップさせよう!

 

今回は、音読トレーニングのオーバーラッピング・シャドーイングについて解説しました。

 

本記事の要点は、以下のとおりです。

✅オーバーラッピングはスクリプトを見ながら、シャドーイングはスクリプトを見ないで音声だけで音読すること

✅オーバーラッピングをやった後にシャドーイングをやるという順番が大事

✅オーバーラッピングで追いつかない場合は「音読」、シャドーイングが追いつかない場合は「オーバーラッピング」に戻る

✅英文の意味を意識しながらトレーニングをやると効果的

オーバーラッピング・シャドーイングは、リスニング力を向上させるのに加え、英語を英語の語順で理解する力を付けることができます。この2つの力を付けているということを意識しながらトレーニングしてみてください。

 

 

今回ご紹介した音読トレーニング法は、動画でも詳しく解説しています。「音読トレーニング法についてもっと詳しく知りたい」という方は、以下の動画をご覧ください。

 

【TOEIC®リスニング】リスニング力と英語の語順で理解する力を同時に向上させる音読トレーニング

 

 

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