「英語で話しかけられて、焦りたくない!」「なんとなくかっこいい」など、動機は何でも構いません。
英語を話したいと思ったらすぐに行動を! 何から始めたらいいのかわからない、英会話スクールに通うほどの決心はついていない…という方でも、大丈夫。
「好きなこと」「話したいこと」を英語で表現するところから始めてみませんか。英語を話したいと思った時に、まず始めてほしい英会話の学習法をご紹介します。
Contents
1. 英語を話したいなら今すぐ始めよう!留学しなくても日本国内でも話せるようになる!
英語を話せるようになるには、留学が必要なのでは? と思われるかもしれませんが、日本国内での勉強だけで十分話せるようになります。
もちろん社会人向けの留学プランはあって、2週間、2カ月程度の短期留学から1年以上のものまでさまざまですが、費用や休暇のことを考えると思い切った決断をすることになると思います。
留学するか悩む前に国内でできることから始めてみませんか?
今回おすすめするのは、自分が好きなこと、話したいことを表現するフレーズや単語の学習からスタートする学習法です。大好きな料理の話をしたい、趣味のネイルのことを話せたらいいな、そんな思いさえあれば、使える英語表現はどんどん増えていきますよ。
2. 好きから英語表現を集める
2-1. 入口は「好き」の気持ちだけ。表現を集めて自分の思いや考えを伝えよう
今回ご紹介するのは、英会話の教材だけでなく、英語の記事や洋画などからおもしろいと思った表現をノートやスマートフォンのメモ機能にどんどん書き込んでいって、自分だけの表現集をつくりながら、表現を習得していくという方法です。
日常英会話の教材を丸ごと1冊最初から勉強すれば、それはそれで表現が身に付くのですが、中にはあまり興味が持てない話題もあると思います。
まずは、興味のない話題は思い切ってパスして、好きな話題にまつわる表現だけマスターしてみませんか?「話したいことが話せた!」という実感は長続きする秘訣です。
2-2. 英語の記事や教材から自分の好きな表現やシチュエーションをピックアップ
用意していただくのは、日常英会話の教材でも、シーン別の表現集などでも構いません。目次に買い物や料理、音楽など自分が興味のあるシーンがたくさん入っているものがおすすめです。
日常会話の教材など会話形式になっていると、実際にそのまま使えるので便利です。教材に迷ったら、まずはラジオ講座の英会話教材や日常会話の表現集をおすすめします。CDでもダウンロード形式でも構わないので、音声は必須です。
また、英語の記事も表現の宝庫。学習者向けの英字新聞にはおもしろい英語表現をたくさん紹介していますし、アプリでは無料で英語の記事を読むこともできます。興味のある表現があったらそのままコピーしてメモ機能に貼り付けておくだけ。アプリは「english news japan app」で検索するといくつかヒットしますよ。
気をつけていただきたいのは、音声が確認できるものを選ぶこと。英字新聞でも、Webサイトに音声を公開しているものが多いので、必ず音声を確認するようにしましょう。
2-3. 表現は音声を聞いて声に出してみよう!ディクテーションも効果的
1人で勉強しているのに声に出すのはちょっと恥ずかしいと思われるかもしれませんが、日常会話の教材はそもそもリピーティングの時間を設けているものもあるほどなので、すぐになれるはずです。音声により近い発音で声に出せたら上達を実感しますよ。
ここで、忘れないでほしいのは、「好きなこと」「話したいこと」にまつわる部分だけに絞って構わないということ。もちろん、教材どおりすべて声に出して学習できればよいのですが、大切なのは自分で使いたい表現を確実にマスターすること。大変だな、と感じたら、「これはおもしろい」「話してみたい」と感じる表現の部分だけに絞って構いません。
会話形式の教材であれば、前後の会話の流れとセットで覚えるといいので、気になる表現の含まれている一文とその前後の文をセットで声に出すようにしましょう。
音声を聞く、声に出す、を繰り返したら、音声を聞いて、何も見なくてもその文を書きとってみましょう。この聞こえてくる音声を書きとることをディクテーションと言い、英語上達には欠かせないと言っていいほど、定番の学習法です。
最後に、ノートやスマートフォンのメモ機能に表現を書き留めておきましょう。これを続けていくと、自分の興味のあることの表現集ができます。
3. 「話したい」から「話せる」へ アウトプットの場
3-1. 表現のインプットをしたら実際の会話でのアウトプットが効果的
好きなこと、話したいことをインプットできたら、次のステップはアウトプットの機会をできるだけ多く持つこと。
英会話の教材の多くは対話形式なので、それをそのまま読み上げれば会話をしているような感覚を持てなくもないのですが、自分が身に付けた表現が通じた!という実感を持つのが勉強を続けるモチベーションになりますし、何より実際に使えると表現が定着しやすくなります。
英会話スクールに行くほどでなくても、アプリやオンライン英会話を活用して実践する場を設けてみてください。無理に知らない話題を話そうとしないで、あくまで自分の勉強した表現を使う場、表現を定着させる場としてとらえましょう。
3-2. オンライン英会話やアプリで気軽に英語を使う習慣を
オンライン英会話やアプリでの英会話レッスンは月額制のものが多いです。中には都度払いのものもあります。その中のコースでよくあるのが「フリートーク」や「ディスカッション」。テキストを用意しているオンラインレッスンは除き、テキストがない状態で話すこととなりますので、できるだけ、自分の学んだ表現が使えるように話題を自ら提供してしまうのがおすすめです。
例えば、料理や食べることが大好きで、いろんな表現を覚えた後なら、You know, a new bakery sprung up nearby!「近所に新しいベーカリーがオープンしたの」から始めてもいいですね。
フリートークは自分の覚えた表現を使う場として活用してください。1つの話題について一通り話せるようになった、と思った頃にフリートークを活用するのがおすすめです。オンライン英会話を始めたはいいものの、この「フリートーク」で何を話していいのかわからないという方が意外といるのです。自分が用語すら知らない話題について話せないのは日本語も英語も同じ。自分が勉強してその表現を定着させる場として活用してこそ、オンライン英会話の意味があります。
また、タイミングさえ合えば、地方自治体やNPOが主催する国際交流のイベントや英語勉強会もおすすめです。自由に自分の覚えた表現を使うことができるものばかりではありませんが、英語を話す機会として活用できます。
4. まとめ 英会話上達の基本は学習と実践の繰り返し!まずは好きなことから話そう
英会話を始めたい! と思ったら、自分が興味のあること、話したい話題についての表現のインプットから始めましょう。日常会話や表現集、英語の記事やアプリなどから、表現を声に出してディクテーションすることで、まずは自分が話したいことについての英語表現を増やします。
このインプットがあってこそ、オンライン英会話などで、実際に覚えた表現を使って定着させることができます。逆にインプットなしに実践に臨んでも、なかなか表現は増えず、いつまでたっても話せないということになりがちです。表現をインプットして、実際に使ってみるという体験を重ねていくと、いろんなことが英語で表現できるようになりますよ。
ぜひ試してみてくださいね。