英語をあなたの武器にしよう!大学受験英語の必勝勉強法

大学入学試験における英語は、2020年は大きな転換期にあります。センター試験が廃止され、新たに大学入学共通テストが2021年から導入され、受験勉強の方法にも大きく影響が出ることが想定されます。

 

現段階の予想としては、発音・アクセントなど「知識」を問う問題はなくなり、聞き取れる・読み取れるなどの「理解力」や話せる・書けるといった「表現力」が問われるようになると言われています


英語に対して苦手意識がある人だけではなく、普段得意科目としている人にとっても、「出題傾向が大きく変わると不安……」「民間英語試験を受験すべきなの?」といった疑問や不安が生じてしまいますよね。


そこで今回は、約20年間、英語教材の制作に携わってきたメディアビーコン編集部が、2021年以降の大学受験で英語を武器にできるような効果的な勉強方法のポイントや実践方法についてご紹介します。

 

 


1. 大学受験英語の勉強とは

 

一言で「英語の勉強」といっても、教材や教室の種類の多さを見てもわかるように、さまざまな目的や方法があります。


では大学受験において求められる英語とは、一体どのようなものなのでしょうか? まずは大学受験英語について確認してみましょう。

 


1-1. 大学受験で求められる英語の今

「受験英語」という言葉が頻用されることからもわかりますが、大学受験で求められる英語にはある程度の「偏り」があると言われています。これは、リスニング問題が出題されている一方で、配点の比重の違いからもリーディング問題が主軸になっており、「話す・コミュニケーションする」ための英語力を問うものとは程遠い状態です。


2020年から大学入学共通テストの英語に関して、英語民間試験の成績提出のシステムを導入するとしていたものの、2019年11月に導入の延期が発表され、現行のセンター試験を踏襲した出題となるようです。


「スピーキング」「ライティング」の需要は意識されながらも、現状では「リーディング」「リスニング」に重きをおいた「受験英語」を習得することが求められています。

 


1-2. 受験で出題される英語の範囲

一般的に大学受験英語は、次の範囲について出題されています。

 

・語彙

・英文法

・英文読解

・英作文

・発音の知識

・リスニング


解答方式は、センター試験のようにマークシート方式のものもあれば、全問題記述式というものもあり、大学ごとの傾向があります。ただし、大学入学試験は英語の基礎学力を測るものということから、英文法に基づく構文解釈力が大きな軸になると考えておくとよいでしょう。

 


1-3. 今後の大学受験英語の動向

センター試験にリスニングが導入されたのが2006年。そこから、「リーディング」を軸にして「リスニング」力も問うという流れが生まれました。そして今後は、英語における4技能を重視しようという動きがさらに加速すると考えられます。


2021年から開始する大学入学共通テストの英語において、最大の変更点となるのが、「問題文も英語になる」ということです。英語民間試験と同じように英語での設問が実施されるというのは、受験勉強を進める上で重要なポイントになるでしょう。

また、従来リーディングとリスニングの配点が、センター試験では「リーディング」200点、「リスニング」50点でしたが、共通テストでは「リーディング」「リスニング」が両方とも100点になります。

 

 

2. 全レベル共通!絶対におさえておきたい英語勉強のポイント

 

大学受験に求められる英語の種類を理解したら、対策勉強のプランを始めます。


当然、大学によって出題傾向や形式は異なりますが、基本となる勉強の進め方には差異はありません。ここでは、受験用の英語勉強を進める上でしっかりおさえておきたいポイントを確認しましょう。

 


2-1. 志望大学の傾向をとことん分析

独自の英語試験を用意する大学もあれば、現在のセンター試験にあたる共通テストだけで合否を決定する大学もあります。まずは、志望大学の偏差値といった表面的な数値ではなく、「どのような出題形式」を採用しているかという傾向を分析することが、合格への第一歩です。


「早慶レベルだったら、英語は偏差値65以上」といったあいまいな認識では、実際の勉強法に落とし込むことはできません。


何分の試験時間に、どのような形式の問題がどのような配点で出題されるのか、リスニング問題はあるのか、といったポイントを確認し、それぞれの範囲に対しての準備をすることが入試攻略につながるということです。


志望大学の過去問は傾向を分析するうえで大切な材料。やみくもに過去問を解くのではなく、分析を重ね、そして対策するために効率的に活用しましょう。

 


2-2. 英語の基礎力を上げるための勉強

大学受験における英語試験は、決して特殊な知識を問うものではありません。中学・高校で指導された範囲を逸脱するものはほとんどなく、特別な参考書を使用した勉強をしなくても、問題なく対処できる範囲のものです。


大学入試の対策だからこそ、しっかりと基礎力を上げることをまず意識することが重要になります。日々の学習でできない問題やわからない問題の解説を読み、理解し、単語の意味や文法の基本を覚える、そして復習。この基本的な勉強の積み重ねは、長期的な英語の基礎力アップを支えることにつながるのはもちろん、大学受験でも大きな効果をもつということです。

 


2-3. 最後は試験で結果を出す!

大学受験対策を銘打った受験対策本やアプリも多くあり、インプットには事欠かない状況にあります。ここで改めて意識しておきたいのが、「大学受験とは何か」という基本。共通テストや各大学の試験で、点数を上げて合格点を突破する、つまり「学んだ結果をアウトプットする」ということです。


英語の基礎力を固めた後は、試験の時間内に高い正答率で全問題を解くための解答の順序やタイムマネジメントといった、試験用のアウトプット方法にもこだわりましょう。

 

 


3. 分野別でおさえる!苦手を克服して「強み」に変えるおすすめ勉強法

 

大学受験のための学習のポイントが理解できましたか? ここで「YES」が出せるようになってから始めるのが受験勉強です。幅広い範囲のある英語だからこそ、分野別に効率的な学習方法を選択することが大切です。ぜひ試したい分野別の勉強方法を確認しておきましょう。

 


3-1. 受験英語の基礎「語彙力」を上げる

英語全般の絶対的な基礎、それが「語彙力」です。一例として、偏差値65以上といわれる早慶レベルの英語で必要とされる語彙数は7000語とされていますから、語彙力をいかに伸ばすかは重要な課題です。


民間英語試験のひとつTOEICのスコアで、就職に有利に働く最低レベルとされている700点を取るために必要とされる語彙数7500語程度と比較すると、ほぼ同等レベルです。英語の基礎力として7000語を目標値にすることは、大学受験だけではなくその後のキャリアにとっても意味のあることです。

 


3-2. 多読で英語の長文に慣れる

共通テストでも記述式テストであっても、問題の多くを占めるのが「英文読解」です。また、今後設問そのものが英語になることを考えると、英文を読むことに慣れることが重要になります。


ここでおすすめしたいのが、「多読」という練習法。参考書やテキストにある英文をじっくり細かく読む方法だけでなく、わからない単語があってもその意味を推測しながら、語順通りに前から読み進めていき、たくさんの英文を読むということです。


入試の本番では、わからない単語が出てくることはかなり高い可能性で発生します。そういうときに、推測する癖をつけておけば、問題を解くために必要な情報を確実に手に入れることができます。


また「多読」によって、英文の構文といった特徴を感覚として体得することができ、読むスピードが必然的に上がります。そして、「多読」の効果をより上げるために、アウトプットの一環として音読を取り入れることも効果的です。自分の声にして発することで、耳でも英語の特徴を身につけることができますし、リスニング対策にもなります。

 


3-3. 模試を活用して実力チェックと本番慣れをする

日々のインプット・アウトプットとセットにして必ず取り入れたいのが、模試の活用。総合的なレベルチェックのためではなく、本番同様のスタイルで「問題を解く」ことを体感でき、タイムマネジメントを実践したり、普段とは異なる環境でどのような弱点が自分にあるのかに気付くことができます。


点数だけではなく、試験への取り組み方や自分が本番に強いかどうかを確認することも、模試をより効果的なものにするためには欠かせません。現状を知り、弱点を見つけて本番につなげる、この2点をおさえておきましょう。

 


4. 英語の受験勉強対策で絶対使いたい教材3選

 

大学受験ではさまざまな種類の教材が市販されています。不安になればなるほど、どの教材も効果的に見えてしまうものかもしれませんが、「何を学習するのか」をクリアにして、選んだ1冊を使い込むことが大切です。


ここでは、受験勉強対策としてランキング上位の常連で、レベルを問わずおすすめしたい教材をご紹介します。

 


4-1. 『DUO3.0』(アイシーピー)

引用:http://liblar.com/publisher/27

 

単語集としておすすめしたいのが『DUO3.0』。重要な単語と熟語を含んだ基本例文を暗記していくというコンセプトですから、ライティングやスピーキングに必要な表現力も大きく伸びます。大学受験対策だけではなく、受験が終わった後に英会話をしたりするための基礎力作りとしてもとても優秀です。
CDも併せて発売されており、リスニング対策にも活用することができる、オールラウンドな教材といえます。

 


4-2.『ビジュアル英文解釈 (Part1)』(駿台文庫)

引用:https://www.sundaibunko.jp/contents/book/906/


英文解釈といえばこれ! というほど絶大なる信頼が寄せられている、有名予備校講師による精読用の教材です。

 

英文の構造への理解を深め、正確に読む力のアップに効果が見込めます。英語の「理屈」がわかれば、英文法や構文もシンプルに感じられるようになります。

この本でまず精読をしっかりできるようになってから、多読によって読解スピードを向上させれば怖いものなし

長文読解が苦手、という方には是非挑戦していただきたい1冊です。

 


4-3.『大学受験スーパーゼミ全解説頻出英文法・語法問題1000』(桐原書店)

引用:https://www.kirihara.co.jp/product/detail/726620/


大学受験で出題頻度が高い英文法・語法に特化した問題集です。過去の大量の入試問題から良問だけを集めて編集したというだけあり、大学受験攻略だけをピンポイントで狙った内容になっています。


自分の文法・語法の知識はどの部分に課題があるのか。問題を実際にどのように解答していけばいいのかこうした点の理解・復習・対策がまとめて効率的に進められるので、英語の受験勉強のやり方に悩んでいる方におすすめです。

 

 

5. まとめ

高校までの教育の集大成である大学受験で扱われる英語は、今後英語教育そのものが変遷するにつれて、その範囲や形式が変化する可能性があります。

しかし、過去の傾向から変化していくからといって、どのような学習スケジュール・学習方法を取ればいいのかわからないと不安になる必要はありません
英語の基礎力を固めて、ポイントをおさえた対策をすれば、どのような形式でも対応できるようになります。


正確な分析・綿密な対策・毎日の学習で英語をあなたの武器にしていきましょう。

 

  
  • このエントリーをはてなブックマークに追加