「来週初めて英語を使った会議に出席する予定があるが、
上手に進行できるか分からなくて心配……」
「過去のweb会議で接続上のトラブルがあったが、
自分だけ英語でうまく状況を伝えることができなかった……」
「難しい英単語や英文法は不得意で、
英語会議でうまく話せるかが不安……」
あなたは、一度でもこのような悩みや不安を感じたことはありませんか?
自己紹介や資料の準備、プレゼンテーション、質疑応答など、
ただでさえ緊張する場面の多いビジネス会議。
それが英語で行われるとなると、
何から準備すればいいか不安になってしまいますよね。
でも、この記事を読めば大丈夫。
これから行われる英語での会議に対して、
不安を感じる必要はありません。
なぜなら、英語会議で使うフレーズは、ある程度予測がつくものだからです。
重要となるのは、知っている英語フレーズの数をできる限り増やすこと、
そして、それを実際に口に出してみることです。
また、ビジネス上の話し合いだからといって、
難しい単語ばかりを並べたフレーズを使う必要は一切ありません。
筆者自身も
英語でのやり取りを仕事で頻繁に行っていますが、
大事なことを伝えるときほど
中学・高校レベルの英単語や英文法を使った英語フレーズを
重宝しています。
中学・高校で習った単語や文法を使った英語フレーズで、
本当に相手に伝えたいことは充分に伝わるのです。
この記事では、
英語の会議で必要となる鉄板英語フレーズをシーン別に分けてご紹介します。
また、
在宅勤務やweb上での会議・打ち合わせが主流になり
働き方が変わりつつある今こそ覚えておきたい、
web会議で使える最新英語フレーズも取り上げています。
この記事を読むことで
英語会議で必ず使う簡単・鉄板の英語フレーズを
できるだけ多く押さえておき、
これから参加する英語会議の
あらゆる場面に対応できるビジネスパーソンになりましょう!
Contents
1. 英語フレーズ―会議の前に自己紹介をする
会議・本題に入る前に、
出席者同士で自己紹介・あいさつを行うことがありますね。
自己紹介では、自分の名前と所属先を伝えることが基本。
所属先を伝えるフレーズは何通りかあるので、
自分が言いやすい表現をストックしておきましょう。
使える英語フレーズは以下の通り。
▶Hello. I’m ~ from … department.
「こんにちは。…部に所属している~と申します」
例:
Hello. I’m Takeshi Suzuki from the sales department.
「こんにちは。営業部に所属しているスズキタケシと申します」
▶Hi, my name is ~. I’m in … department.
「どうも、~と申します。…部に所属しています」
▶Hi, my name is ~. I work in the … department.
「どうも、~と申します。…部に所属しています」
すでに顔をあわせたことのある相手がいる場合は、
Some of you might already know me, …
「すでにご存知の方もいるかもしれませんが、…」
と前置きの言葉を伝えるとスムーズです。
例:
Hello. Some of you might already know me, I’m Ryotaro Sato from the marketing department.
「こんにちは。すでにご存知の方もいるかもしれませんが、マーケティング部に所属しているサトウリョウタロウと申します」
2. 英語フレーズ―会議をスタート・進行する
出席者が全員揃ったら、いよいよ英語会議がスタート。
会議の進行を任されている場合、
まずは全体に向けて
会議の目的やこれから話し合う内容、
会議を始まる旨を伝えることが大切ですね。
まずは、以下のフレーズを使って会議全体をスタート・進行していきましょう。
▶Thank you very much for attending this meeting.
「この会議にご出席いただき、誠にありがとうございます」
▶As everyone is present, we’d like to get started.
「皆さんお揃いですので、(会議を)始めたいと思います」
▶Shall we begin[get started]?
「(会議を)始めてもよろしいでしょうか」
▶Today we will dicuss ~.
「本日、我々は~について話し合います」
例:
Today we will dicuss a new construction project.
「本日、我々は新しい建築プロジェクトについて話し合います」
▶There are ~ items on the agenda. Let’s start with the first one.
「アジェンダには~項目あります。最初の項目から始めましょう」
3. 英語フレーズ―プレゼンテーション・質疑応答を行う
会議では、プレゼンテーションを行うことも多くありますね。
発表を行う際は、まずは全体に向けてあいさつをするのが基本。
その後、これから行うプレゼンテーションの内容を伝えます。
▶Good morning[afternoon], everyone.
「皆さん、おはようございます(こんにちは)」
▶Today I’m going to talk about ~.
「本日私は~について話します」
例:
Good morning, everyone. Today I’m going to talk about a new marketing strategy.
「皆さん、おはようございます。本日、私は新しいマーケティング戦略についてお話しします」
会議用の資料がある場合は、以下のような英語フレーズが重宝します。
▶I will distribute handouts.
「資料を配ります」
▶Please take a look at the handouts.
「資料をご覧ください」
▶Please look at the page ~.
「~ページをご覧ください」
▶Please move on to the next page.
「次のページに移ってください」
▶The graph shows that ~.
「グラフは~であることを示しています」
例:
The graph shows that our sales have been disappointing for the past two years.
「グラフは私たちの売り上げがここ2年間で落ち込んでいることを示しています」
プレゼンテーションの終盤では、結論を述べ、参加者の質問を受け付けます。
その際に使えるフレーズは以下の通り。
▶In conclusion,…
「結論としては、…」
▶Do you have any questions?
「何か質問はありますか」
▶Do not hesitate to ask me some questions.
「ご遠慮なく質問してください」
▶I’m open to other ideas.
「ほかのアイデアも歓迎します」
また、自分がプレゼンテーションをするだけでなく、
相手のプレゼンテーションを聞くこともありますね。
分からなかったことに対して質問をするフレーズや、
詳しく説明を求めるフレーズを覚えておきましょう。
▶I have some questions.
「いくつか質問があります」
▶May I interrupt?
「(相手が話している途中で)少しいいですか」
▶Could you explain that again?
「もう一度それについて説明していただけますか」
▶Could you be more specific?
「もう少し具体的にしていただけますでしょうか」
4. 英語フレーズ―議論をする
議題に対して議論を行うことも、会議の重要な役割の一つ。
相手の意見に賛成・反対の立場を示し、
自分の意見を明確に伝える英語フレーズを学びましょう。
▶I agree with your opinion(, because…).
「(…なので)あなたの意見に賛成です」
▶I disagree with your opinion(, because…).
「(…なので)あなたの意見に反対です」
▶I understand your point, but…
「あなたのおっしゃることは分かりますが、…」
▶As you mentioned earlier, I think…
「あなたが先ほどおっしゃった通り、…だと思います」
ここで大切なのは、相手の意見にただ賛成・反対するのではなく、
その理由や自分の考えを述べること。
because「なぜなら」や I think「私は~だと思う」を使い、
自分の伝えたいことを続けるように意識しましょう。
また、ある事柄の良し悪しを話し合うときは、こんな英語フレーズが使えます。
▶Let’s discuss the pros and cons of this proposal.
「この提案の良い点と悪い点を話し合いましょう」
5. 英語フレーズ―web会議での接続・音声トラブルに対処する
働き方が変化し、
在宅勤務やリモートでの会議が増えた、という方も多いのではないでしょうか。
対面での会議と異なり、web会議では音声・接続上のトラブルがつきもの。
ここでは、「音声が途切れた」「映像が乱れている」などといった
ハプニングに対処する英語フレーズを学んでいきましょう。
接続が悪いことを伝える表現には、以下のようなものがあります。
▶I’m afraid I have a bad connection.
「恐れ入りますが、接続が悪いです」
▶ I lost my Internet connection.
「インターネットの接続が切れてしまいました」
▶Is it okay if I reboot my computer?
「コンピューターを再起動してもよろしいでしょうか」
また、音声・映像のトラブルには以下のような英語フレーズが使えます。
▶ I can’t hear you very well.
「あなたの声があまり聞こえません」
▶I hear some noise.
「雑音が聞こえます」
▶Your video froze.
「あなたの画面が固まってしまいました」
▶Your video and audio are not synchronized.
「映像と音声がずれています」
▶The audio is choppy.
「音が途切れ途切れになっています」
▶I can’t share my screen.
「画面の共有ができません」
web会議用に使用したプラットフォーム自体の動きが鈍くうまく機能しない場合、
思い切って違うプラットフォーム上で話し合うことを提案するのも
できるビジネスパーソンが行う手の一つです。
▶Should we use another platform instead?
「別のプラットフォームを代わりに使いましょうか」
6. 英語フレーズ―会議の終わりに全体を締める
会議が終わりに近づいてきたら、
会議を締める一言が必要ですね。
英語会議の結びに使うことができる英語フレーズには、以下のようなものがあります。
▶Let’s wrap up the meeting.
「会議はこれで終わりにしましょう」
▶Let’s call it a day.
「今日はこれにて終わりにしましょう」
ビジネスパーソンたるもの、
結びの言葉では参加者全員へ感謝・気配りを伝えることも重要です。
▶Thank you very much for your participation today.
「本日はご参加いただきありがとうございました」
▶Thank you all for making time for this meeting.
「皆さん、この会議にお時間をとっていただきありがとうございました」
▶It was great talking with you all about ~.
「~について皆さんと話すことができてよかったです」
これらの一言を伝えるだけで、英語会議がすっきりと終了します。
7. おわりに
いかがでしたか?
最初に述べた通り、
英語会議で使うフレーズは、ある程度予測がつくものです。
重要となるのは、知っている英語フレーズの数を増やすことです。
ここでは、
司会進行からあいさつ、プレゼンテーション、
議論、web会議での接続トラブル対処まで、
あらゆる場面を想定した英語フレーズを取り上げました。
どれも基本的な英単語や英文法を用いたフレーズばかりなので、
英語初心者でも簡単に覚えて口に出すことができるはずです。
これでもう、明日からの英語会議に不安を感じる必要はありません。
ここで学んだ英語フレーズが武器となり、
皆さんの英語会議がうまく運びますよう、全力で応援しています!